TOEICテストの概要とスコアの目安
07.06Tue
TOEICテストってどんなテスト?
こんにちは!ランゲージハウスTOEIC京都校です。
前回の記事ではランゲージハウス京都校のTOEICコースのレッスンスタイル・レベルについてご説明いたしました。今回の記事では改めてTOEICはどんなテストなのか、またスコア別のレベル感についてお話いたします。
まだTOEICを受験されたことがない方は、何となくTOEICテストのイメージを持っていただけるかと思います。既にTOEICを受験された方でも改めてTOEICテストについて理解を深めて頂ける内容になっておりますので、是非ご覧になってください。
TOEICテストの構成
TOEICテストには実は3つの種類がございます。
- TOEIC® Listening & Reading Test
- TOEIC® Speaking & Writing Tests
- TOEIC® Speaking Test
私たちの日常で一般的に「TOEIC」と言われているのは、1のTOEIC® Listening & Reading Testであることが殆どです。ランゲージハウスTOEIC京都校で提供しているレッスンもTOEIC® Listening & Reading Testの対策コースとなっております。
満点は何点?テスト時間・問題数は?
TOEIC® Listening & Reading Testは名前の通り、英語のスキルの内、リスニング(聴く)とリーディング(読む)この2つの英語力を測るテストで、リスニングパートとリーディングパートの二部構成となっております。問題数は合計で200問あり、テスト時間は合計で120分(2時間)と長く、集中力が問われるのもTOEICテストの特徴です。スコアはリスニング・リーディングそれぞれ満点495点で、合計では990点が満点スコアとなります。
※以降、TOEIC® Listening & Reading Testのことを単に「TOEIC」と表記させて頂きます。
リスニング | リーディング | 合計 | |
満点スコア | 495点 | 495点 | 990点 |
問題数 | 100問 | 100問 | 200問 |
時間 | 45分 | 75分 | 120分 |
Part数 | 4 | 3 | 7 |
TOEICテスト、各パートの概要
TOEICテストは合計で7つのパート(Part)から構成されています。Part1~Part4はリスニング、Part5~Part7はリーディング問題となっています。簡単なパート毎の説明は下記表をご覧になってください。
Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
Part2 | 応答問題 | 25問 |
Part3 | 会話問題 | 39問 |
Part4 | 説明問題 | 30問 |
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
Part7 | 一つの文書:29問 複数の文書:25問 | 54問 |
TOEICスコア別、詳細な目安
ランゲージハウスTOEIC京都校のTOEICコース
前回の記事でお伝えした通り、ランゲージハウスTOEIC京都校のTOEICコースは目標点数ごとに下記4つのコースに分かれております。これらのコースの点数はTOEICが公式に発表しているスコアとコミュニケーションレベルに基づいて作成しております。
- 600点対策コース
- 730点対策コースA
- 730点対策コースB
- 860点対策コース
また実はこれら4つのコースに加えて、英語力に自信がなく600点対策コースは少し難しいかも、という方向けの基礎コースもございます。基礎コースは600点対策コースを受講を目標とし、600点対策コースを受講前に中学英語を復習し、英語の基礎力をアップさせる短期集中のコースです。基礎コースの詳細につきまして、ランゲージハウスTOEIC京都校までお問合せ下さい。
ランゲージハウスTOEIC京都の各コースがどのような人におすすめ、という点については前回記事でご説明いたしました。次に一般的なスコア別の目安についてご説明します。各業界でも求められる目安スコアが異なりますので、そちらも併せてご説明いたします。
TOEIC~400点 英語入門者
400点前後を安定的に取れる方は中学校で習う英語は理解していて、英語の基礎力があるというイメージです。400点を下回る場合は、TOEICの対策の前にまずは中学生で習う英語を復習し、基礎力をアップするのがおすすめです。400点に到達していなくても落ち込む必要はありません。基礎力をつければ、500点・600点とスコアアップを目指していけます。
TOEIC500点~ 英語学習経験者
TOEICで500点以上を取れる人は、これまである程度の英語学習経験がある人です。大学受験でしっかり英語科目を勉強されてきた方や、短期の語学留学やワーキングホリデーなど経験のある人です。しかし一口に「TOEIC 500点以上」と言ってもスコアの内訳は大きく異なります。
前者の大学受験などでしっかりと英語科目を勉強されてきた方は「基礎力が高い」傾向にあります。そのため文法の理解力や語彙力が高い人が多く、ビジネスや新聞記事で扱う単語も理解できます。リーディングを得意とし、リスニングのスコアよりもリーディングスコアの方が高いです。会話経験が少ない、もしくは殆どないためリスニングやスピーキングを苦手とする人が多いです。
一方後者の短期留学経験者やワーキングホリデーの経験者は、英会話の経験がある人ですので比較的リスニング力が高く、リーディングのスコアは低い傾向にあります。日常会話でコミュニケーションをとっていくことには長けていますが、文法や語彙力に関しては不十分なためTOEIC テストでも扱われるビジネスシーンや新聞記事で使われる英語には対応できないことが多いです。
TOEIC600点~ 履歴書でもアピールできる最低ライン
TOEICスコア600点以上となると履歴書に記載した際にも多少なりとアピールとなります。600点以上の人はビジネスシーンでもメール対応・英文読解など、簡単なことであればできるレベルです。転職活動に活かしたいという方は最低ラインとして600点は目指していただきたいスコアとなります。接客業で求められるレベルが600点以上です。このレベルであれば、接客で使われる英語フレーズを使ってコミュニケーションをとることができるイメージです。
語学留学やワーキングホリデーに行く前にもTOEIC600点以上を取得しておくのがおすすめです。異国の地で生活するには思いの外困難もあります。そんな中でTOEIC600以上の英語力があれば、コミュニケーションや案内掲示の理解・事務手続きなどでも困らず、安心で安全な生活を送ることができます。
また、せっかく海外で生活できる貴重な機会ですから、時間を有効活用するという意味でも英語力をできる限り上げて語学留学やワーキングホリデーに臨むに越したことはありません。日本で事前に英語力を高めれば高める程、帰国時の英語力は高くなるでしょう。
TOEIC700点~ 転職の幅も広がる、ビジネスメールも可能
700点以上は全受験者の30%程度で、外資系での転職を目指す場合は最低ラインとして取得したい点数と言われています。700点以上であれば、転職活動の際に応募条件をクリアする求人も増えてくるでしょう。メーカーなどでも応募資格として、TOEIC700点以上を目安としている企業が多いです。
700点を超えてくると、より難易度の高い語彙も身についていて、簡単なメールや文書読解ができる600点の人に比べ、ビジネスの実務で英語を使えるシーンが増えてきます。
また730点を超えてくると、どんなシーンでもコミュニケーションをある程度適切にとっていける英語力を身に着けているレベルです。正確性と流暢さは個人差があり、改善の余地がありますが、英語が得意と言えるレベルで、履歴書に書いた際にも600点台に比べ大いにアピールとなります。
TOEIC800点~ 海外赴任も夢じゃない、英語を活かして仕事
TOEIC800点以上となると、海外赴任で現地で勤務でき、円滑にコミュにケーションをとることができるレベルです。英語を活かして仕事をできるレベルです。商社ではTOEIC850点以上を応募条件にしている企業も多いです。またTOEICの公式においても860点以上は最高ランクのAという位置づけで、ノンネイティブとしてネイティブスピーカーと互角にやりとりができるレベルとされています。860点は英語圏での就職(現地採用)にも最低限必要なレベルとされています。
TOEIC900点~ 上位3~4%の上級者
TOEIC900点以上は全受験者の3~4%程度で、正確性・流暢さ・スピードにおいても問題のないレベルです。ビジネスシーンにおいても業務上困ることはないでしょう。日本においても金融業などでTOEIC900点以上を求める企業も多いです。
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いかがでしたでしょうか。TOEICのスコアについて具体的なレベルのイメージを持っていただけましたでしょうか。レベルはあくまで目安ではあります。TOEIC® Listening & Reading Testはリーディングとリスニングのテストですので、英会話力を十分に測れるかというと、正直なところそうではありません。しかし日常シーンや、ビジネスシーンを想定した問題で構成されており、TOEICの対策は英会話力の向上にもつながります。また進学や就職・転職・昇進にも役立ちます。
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